【ベネッセ・個人情報流出問題】個人情報は金になる？名簿の価値と悪徳業者による詐欺手口

数年前より個人情報流出が問題になりはじめましたが、今年も毎度のことながらベネッセ以外でも情報流出がありましたよね。僕的には電子マネーPayPalとの関連が深いeBayの情報流出はさすがにヤバイと思いましたけどね。

さて、そんな個人情報に関するお話。

どうやらベネッセでは退会者が相次いでいるようですが…
どういった理由で退会してるのかな？買うだけで使わないから？

今更ビビって退会しても意味ねぇじゃん…と思いながら見ています。

世界では実に4億人が利用しているLINEだって
皆さんの会話を保存している可能性だってあります。
※だってLINEって韓国製アプリですよ

昨年問題になったBaidu IMEという日本語入力システムには、
キーロガーと呼ばれるウィルスと同様の挙動をとる仕組みが隠されており、
国内では問題視され、ちょっとした話題になりました。

キーロガーとは…
パソコンのタイピング情報を盗むウィルスのことです。
タイピング情報を買ってに盗んでいたわけですね～。

売り手がいれば買い手もいる…
僕的にはどちらも悪ですよ。

合意なしに勝手に情報をやり取りしているわけですからね。

さて、この個人情報がどのように利用されているのかについて、
僕が詳しいネット業界における個人情報のやり取り・使われ方…
ちょっぴりダーティーな世界の話を紹介しましょう。

ビジネス業界におけるメールアドレスの価値

あまり有効活用していませんが…
実は僕も無料メールマガジンを発行しています。
内容は主にビジネスに関するものになっています。

メールマガジンというのは発行に関するルールがあります。
…といっても運用する上での当たり前のルールなんですけどね。

基本的にはメールアドレスの登録は「相手の意志によるもの」じゃないとNGです。また、発行者はメールを解除する方法を明記し、発行者情報として名前と住所を記載する必要があります。

そうしたルールに則って…
メールマガジンなどは運営する必要があります。
※現実はというと守ってない人が結構多いんですが

さて…そんなメールマガジンのお話をすると
たとえ無料で発行しているメールマガジンであったとしても
メール文中に「広告」を挟むことでマネタイズが可能です。

この広告によって…ビジネス系のメールマガジンの場合は
１メールアドレス当たり「1000円～2000円の価値」があると言われてました。
※LINEの普及によりメールアドレスの価値は低下中ですがね

ご存知かもしれませんが今年の春ごろに…
「ネオヒルズ族・与沢翼が実質経営破綻」しました。

彼というのは主にビジネス系の情報を無料メールマガジンで発行。

グレーな方法でメールアドレスを大量に集め、
読者に対して広告を流しまくり、荒稼ぎしておったわけです。

性質の分かっている個人情報ほど価値が高い

個人情報にもピンからキリまであるんですけどね。
今回ベネッセから流出した個人情報というのはそこそこ価値が高いかも。

何故なら、「子供」という「性質」を含んだ個人情報だからです。

ターゲットが「子共を持つ家庭」と絞れているがゆえに、
子供向けの広告を流せばマネタイズできる可能性がぐ～んと上がります。

ベネッセ経由で流出した個人情報の活用として、塾の案内など、子供向け・教育系広告を流出した個人情報主宛に流すことで、通常よりも高い成約率が見込めることが容易に想像できるわけですね。

これにより…お金を払って個人情報を買ったとしても
買った側はそれ以上のリターンが得られるわけです。

一昔前を想像してみてください。
皆さんが小さかった頃、名簿業者からこんな電話がありませんでしたか？

⇒「お宅様の卒業アルバムを見せていただけませんか？」
これも結局は個人情報をグレーな方法で集めていたわけですね。

今でもやってる業者があるのかな？
きっぱりと断るようにしましょう。

個人情報と詐欺メールの関係

個人情報のやり取りをする業者の中には…
売る側にも買う側にも悪徳業者というのが確実に存在します。
※悪意をもって個人情報を利用する輩

僕はドコモの携帯を利用していますが…
メールアドレスはかなり短いものを使っています。

10年以上同じアドレスを使っているため今更変えられないのですが…
迷惑メールフィルターを解除すると一日何十通もの迷惑メールが届く。

こういった迷惑メールは当然ながら「違法」です。
ですが違法行為に対して法整備が追い付いてないのが現状。

現状は以下の通り。
⇒「違法に迷惑メールを流して罰則を受けた時の金額」よりも…
⇒「違法行為と知りながら迷惑メールを配信して得られる利益」のほうが上…

ということはですよ…
違法行為による罰則金を払いながらもお金儲けが出来てしまう状態。
そりゃ～迷惑メールが未だに無くならないわけですよ。

罰金刑だけじゃなくて牢屋にぶち込んじゃえばいいのに…

詐欺の手口が巧妙になってきた？

最近僕宛に届いた迷惑メールの話をすると
こんな文面が7月15日に届きましたね。

（株）アイリー
顧客担当：平川進

【調査予定通知】
弊社はインターネット運営会社、総合コミュニティサイト（以下通知会社という）の代理として、貴殿に対し次の通り通知致します。
（以下略）

どこからどう見ても架空の詐欺会社です。
でも引っかかる奴がいるんだよなぁ…不思議だわ。

個人的なストレス発散なんですけど
電話番号が書いてあると電話を毎回かけます。

これまで電話をかけた相手はというと…
電話担当の詐欺師は全員男だったんですけどね。
今回電話をかけると初の女性詐欺師でした。

しかしながら受け答えがバカっぽくて詐欺臭まるだし。
からかいまくったらビビって着信拒否にされちゃいました。

最新のこの手の電話を使った詐欺の対策方法として
警察庁の取り組みによると詐欺目的の電話番号に対して
電話をかけ続けることによって回線をストップする方法もあるんだそうな。

微力ながら犯罪抑止に貢献か？
(-ω-)…

まぁいずれにせよ…
ベネッセの件が大きな騒動になりましたけれども
既に皆さんの個人情報はだれかに売り買いされていますよ。

最近は自宅電話を持つ人が減っているそうですが…
僕の実家の話をすると知らない化粧品会社から
電話が未だによくかかってきたりしますね。

あれだって…ほぼ間違いなく個人情報が売られた結果のセールス電話。

なんなら、かかってきた電話に対して、どこで電話番号を入手したのかを問い詰めてみればいいですね。返答に困るはずです。こちらの了承もなしに売り買いした個人情報をもとに電話をかけてきているは間違いないんですから。

こういうのを問われた時の受け答えマニュアルなんかも
準備のいい会社は用意してそうではありますがね…。

当然ながら個人情報を売り買いすることは確実に迷惑行為です。
しかし、売られることを気にしたところで、もはや手遅れというのが本音。

あまり気にしないのがストレスをためない秘訣かな？