【地方創生の事例:三木町の百眼百考会議(ももかいぎ)】田舎化が進むベッドタウンの地方再生考察

公開日: : 最終更新日:2015/09/29 田舎, 雑記 , , , ,

miki

早朝の庭からの写真(ドヤ…

田舎ヤベェ…といつも愚痴ってる管理人ですが、
たまには建設的な意見を書いてみよう。

先日、私の地元「香川県木田郡三木町」が地方再生活動として行っている「百眼百考会議-ももかいぎ」という名の「住民も町政に参加して具体策を!」的な住民協議会に参加してきました。

興味はありつつも期待はあまりしておらず、人としゃべるのも久しぶりだったので、少々身構えていたんですが、参加してみると案外面白そうな会議。

地方創生を考える上での総合戦略策定。
一つの事例として三木町のケースを紹介。

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三木町について

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  • 獅子たちの里
  • 希少糖の町

秋口になると太鼓と鐘の音が聞こえ、地域ごとの獅子舞が家々を巡って笠揃え。「まんで願。」という名の獅子舞イベントも開催されています。

近年ではダイエット食品として注目されている「希少糖/レアシュガー(ゼロカロリーで食べたら痩せる!?)」の発見の地ということで「希少糖の町」としてPR中。

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讃岐七富士は三木富士こと「白山(現在は少々ハゲ山ですけど…)」を有する人口「約2万8千人」ほどの町。香川県で最も栄えている高松市の隣町ということもあってベッドタウンとして利用されてたり。

大学キャンパスも実は2つある。

  • 香川大学農学部キャンパス
  • 香川大学医学部キャンパス

その為、まだ消滅可能性都市には含まれてないらしく、ここだけ聞くと過疎的にはマシな方。

とはいえ2005年頃から人口が徐々に減少中。
地方創生を必要としている町の一つと言える。

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画像引用元:香川大学 – 農学部キャンパス

こちらは割と市街地に近い三木町にある香川大学農学部キャンパスの航空写真。ポツポツと田んぼがあるものの、それなりに家も建ち並び、田舎と呼ぶほどではないかもしれませんね。

komino

しかしながら縦に長い町でして…
山方面に進むと過疎がかなり深刻化。

空気は極上。
マイナスイオンがワサワサ。

しかしながら人がマジでいない。
30分運転してすれ違う車が2~3台とか。

東京で例えるなら「あきる野市と桧原村を融合させたような町」です。更にそこに「車 or バス/電車」という交通機関的な文化の違いが入ってくる感じですね。

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自分は「大字-井戸」ってところに住んでます。
※井戸の中でも鹿庭に近い山方面

  • 小学生時代:歩いて30分
  • 中学生時代:自転車で30分
  • 高校生時代:自転車で30分

ちなみに最寄り駅までは
歩いて約35分ってところ。

mucca

歩いて5分くらいの距離に奇跡的にコンビニができたくらいなもので、それ以外は特に何もないかな。※少し前にmuccaというジェラート屋ができました。

■私の状況を少し話すと…

上京して東京の大学へ。
院と合わせて計6年生活。

都内に住んでた時は歩いて5分圏内に「スーパー・和食屋・居酒屋・スタ丼・そば屋・本屋・コンビニ複数・ラーメン屋複数」といった感じでなんでもありましたから、今の環境は激しく不便。

一度便利な世界を知ってしまうと
人間が元に戻るのは不可能やでぇ。

都会からの出戻り組が無い物ねだりしてる状態。
それが現在の私の状況ってやつでございます。

そんな町で行われている地方再生のお話。

2015年は地方創生の年

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2015年は「まち・ひと・しごと創生法」において、全国全ての市町村において「地方人口ビジョン・総合戦略」の策定が努力義務となり、それを国に提出する必要がある年にあたるらしい。

まち・ひと・しごと創生法っていうのは
僕がさーっと目を通した限りでは…

  • 少子高齢化が加速するなかで人口減少に歯止めをかける
  • 東京への人口集中を是正し、地方での住みよい環境を確保する

要するに地方はがんばれよ的な法案…なのか?
なんだか抽象的で少々分かりにくい法案。

参考:まち・ひと・しごと創生法

地方人口ビジョン

言葉そのままですが将来的な人口ビジョン。

  • 国勢調査に基づくこれまでの人口
  • 社人研による人口推移予想
  • etc…

これまでとこれからの人口推移のデータを基に、今後どのような「人口」ビジョンを持って町を運営していくのか…ですね。

とある町じゃ「人口3倍V字回復」を謳っているところもあるらしいけど役所の人間がマジで無能だとその時点で終了やなぁ。現実みるのも大事。

※ちなみに現在の日本は「15歳未満の子供の数は34年連続で減少」してるらしいよ。

地方版総合戦略

総合戦略とは地方人口ビジョンを基に、
「今後5年間の目標・方向性・施策」を提示するもの。

一年スパンの短期的な計画ではなく5カ年計画。
これを各市町村が作らなきゃいけないわけだね。

地域によって抱える問題・レベルは様々。
よって市町村単位で策定を行う必要がある。
…というのがベースの考え。

三木町の場合は、百眼百考会議という名の住民協議会をここ5年ほど実施中。そこで出た意見等も有効活用しながら今年度提出予定の総合戦略策定を行うらしい。

前置きが糞長くなりましたが
百眼百考会議(ももかいぎ)について
紹介してみようと思いますよ。

三木町の百眼百考会議(ももかいぎ)

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百眼百考会議とは?
※平成23年から開始

百眼百考会議(通称、百会議-ももかいぎ-)は、第5次三木町振興計画がめざす方向性や目標を達成するために必要な施策について、町民の意見や考え方を反映したまちづくりを行うための具体的な施策を提案していただくための組織です。

引用:百眼百考会議 – 三木町役場HP

いわゆる住民協議会。
簡単に言うとこんな感じ。

  • 三木町民から参加者を募集
  • 事前アンケートを元にテーマ別グループ分け
  • グループを中心に具体的な策を提案

注目すべき点は
参加者の募集方法。

募集方法(ランダム募集)

なかなか面白い人選。

  • 20歳以上の町民に対してランダムに募集の手紙を送付
  • 手紙を受け取った人の中から希望者が参加

うろ覚えですが、平成27年度は600通の手紙を送付し、33名の希望者が参加したみたい。5%強の人が参加したと考えれば中々の集まり具合ではなかろうか。

平成27年度の募集は終了しましたが、三木町役場HP経由で「自ら応募」することも可能っぽい。本記事を読んで興味の湧いた三木町民は次期の「もも会議」に参加してみるといいね。

※募集は2月中頃から始まるみたいよ。

色んな人が集まった印象

一般的な公募と違って参加者も多様。

  • 子を持つ30~40代の方
  • 子育てが一段落・地域交流がやや疎遠になったという方
  • 過疎が深刻化している地域の方
  • 他県出身で住民との交流を期待して参加した方
  • 孫を持つ年配世代の方
  • ギリギリ20代の自営業ブロガー(私)

20代前半をカバーする目的だと思いますが
香大の農学部&医学部の学生さんも別枠で参加。

一般的な公募であれば…
こういった人選にはならないと思う。

ちなみに自分は、弟宛てに届いた募集の手紙に「私の名前」を書いて応募しました。※事前に確認は取りました

参加者の約半数は百眼百考会議の存在を知らなかったそうです。私も知らなかったよ。

予算割合

案を出すのは良いですが
具体的に施策を行うには予算が必要。

もも会議の予算に関しては
町の予算の1%を割いているらしい。

1%…ってどのくらいよ?

平成27年度の一般会計/歳入は93億2700万円。
1%っていうのは約1億円程らしいですぞ。

僕が想像してたよりもだいぶ多かった。

グループ・テーマ分け

具体的にどういったテーマがあるのか。
参考までに平成27年度のテーマを紹介。

今年度は4つ。

事前アンケートを元にして
異なるテーマの分科会に割り振られます。

■重点課題

  • 第1分科会:移住促進・受入
  • 第2分科会:行政と地域組織の役割
  • 第3分科会:地場産業と雇用
  • 第4分科会:結婚・出産・子育てなど若年世代対策

分科会に振り分けられた後は何日かに分けて以下のようなフローで協議を重ねていくっぽい。

  • テーマごとの現状説明を受ける
  • 現在実施されている施策の把握
  • 把握からの課題の洗い出し作業
  • 協議を重ねて具体案を出す

課題の洗い出し作業等には今年度は非営利独立の政策シンクタンク「構想日本」という企業の方々がサポートしてくれるみたい。

まとめ

momiji

三木町民ならご存知?…の「獅子舞イベント – まんで願。」なども話を聞く限りではどうやら本会議によって発足したイベントらしいよ。

最近だと、毎月第四日曜に文化プラザ脇にて「三木マルシェ」という三木町近郊のお店が集まったイベントが開催されているらしい。※今度取材予定

皆さん、色んな地域に住んでると思いますが、
試しに自分の住んでる市町村のHPでも覗いてみると…
意外と自分の知らなかった活動をやってるかもね。

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