老人のボケ防止に役立ちそうな趣味・祖母が数独にハマって病気が改善した時の話

公開日: : 雑記

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さてさて、、世間様は連休真っ只中。
単身赴任中の親父も帰ってきて、両親+僕の3人で母方祖母のお見舞いへ。

僕と血のつながりのある三親等までの親族を見たときに唯一のO型でマイペースな祖母です。(※曾祖父母は分からない。他はみんなA型の堅物家系。)

先月あたりから少し動くと心臓が苦しくなるらしく、お医者さんからはいつ亡くなってもおかしくないとのこと。会ってきた感じでは喋りは普段通りだけれども呼吸が今までよりも大きく、具合が悪そう。長生きしてほしいのは当然だが、病気が悪化し、苦しむ姿はあまり見たくない…というのは孫のエゴなのか。

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祖母が突如、脳の病気になった

今年の12月でおそらく90歳になる祖母。
なんだかんだで80歳くらいまではまだまだ元気。
それがある日から急に、突如意識と記憶が飛んでしまう原因不明の病気に。

不幸中の幸いか…

自転車に乗って病院だったかな?…に向かっていた祖母が突如意識が飛び、転倒。1m程下に落下。たまたま落下した先がコンクリートではなく畑で、大けがを負ったものの、命に別条はなし。

しかしながら…入院することに。

それでもって、この事故をきっかけにして
以下のような症状が頻発するようになる。

意識と記憶が飛ぶ病気

病名&原因不明。
おそらく脳の病気かな…とだけ。

症状としては、普通に会話している最中に急に頭が重くなったのか…目の焦点が遠くを見つめるようになり、一瞬意識が飛んだあと、自分の娘(僕の母親を含む三姉妹)や孫である僕の名前が思い出せなくなる…という軽度の記憶障害が。

「名前分かる?」と聞くと、顔は認識できるけれども名前が出てこない。
10分ほどするとようやく記憶障害が改善し、名前が分かるといった具合。

これが日に何度か起こるようになる。

約10年前の出来事で、僕がちょうど地元を離れ、東京の大学に進学した後の話なので、ところどころ時系列が前後してる可能性がありますが、ご了承ください。病状については上に書いた通りで、なかなかショッキングだったので割とはっきり覚えている。

入院した病院に問題ありか?

病院名を書いちゃいますが、香川県三木町にある川人病院というところに入院。
地元ではかなり大きい病院ですが、当時の介護はかなりお粗末。
ここ

時系列を追って話そう

まず初めに、上記に書いた通り、
記憶障害の為にけがをして入院。

一旦よくなって退院。その後、タイミング的にバリアフリーの家に祖母は引っ越したのですが、そこで同じ症状が発生し、トイレで転倒。骨折してしまい再度入院することに。

その時入院したのが川人病院だったわけだが環境的には最悪。
TVと入れ歯を取り上げられ。

流動食っぽいのしか食べさせて貰えず、使っていなかった入れ歯を見てみるとカビが発生。長期休暇で地元に戻り、僕と弟と二人で見舞いに行った際、ちょっと前まで怪我はしていたものの元気だった祖母が、ベッドから起き上がることもできず、更に一言も喋れなくなった姿は衝撃的。

薬漬けで病状悪化ってやつです。
が、ここでも不幸中の幸いか。

当時は小泉政権が入院に関するルール変更を行い、一定期間すぎると転院しなければいけなくなった時期と重なる。お見舞いに行くには少し距離のある病院になったが長期療養可能な病院(岡病院)で、そこに移動してからはみるみる病気が改善。

ちなみに、転院してまず最初に転院先の病院から言われたことが「祖母さんは前の病院で脳の手術を受けたんですか?」とのこと。川人病院によるカルテの改ざん?受けてもいない脳の手術を受けたことにされてた…って母親がブチぎれ。

地元でもそれほど評判の良い病院ではないが
総合病院が少ないこともあってヤリタイ放題。

田舎の病院なんてのはこんなものなのかもしれないが。。

転院してから数独を始めた

数独

お見舞いの定番・・・?

初期の頃はよくパズルを持って行ってたのだが
どうやら数独のほうが面白かったらしく祖母がちょいとハマる。

数独をしたことがある人は分かると思うが、
基本的にはルールに従い、推測をもとに解いていくのが一般的。

だが祖母の場合は、取りあえず分からない数字が出てきたら適当に埋めてみて、途中で間違ってたら全部消してやり直す方法で解いているらしい。老人ならではの解き方かしら。

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数字がプルプルしてるのはご愛嬌。
何度も消して書いてしてある跡があるのも上記のような理由です。

とりあえず難易度2までなら解けるとか。
3も問題によっては解けるらしい。

ちなみに懸賞付きの問題は解いた後に
病院長さんの名前ではがきを出しているそうです。
が…未だに当たってない?みたい。

入院後、一回目に会った時は
言葉さえ喋れない寝たきり状態。

転院後、二回目に会った時は
「あらぁ健太君(僕の本名)、東京から帰ってきとんなぁ」
という前の状態からは想像できないくらい元気な状態。

これはこれでなかなか衝撃的でした。

転院が功を奏したのか、数独が良かったのか…定かではありませんが、記憶障害も1年ほど経過してから全く起こらなくなり、時代劇を見るのが日課になっています。

数独って次の二つを使います。

  • 頭を動かす
  • 手を動かす

あのまま行けば確実にボケるだろうと予想されてた祖母ですが、
一切ボケることなく、体調は最近よくないものの、頭の回転はバッチリ。

数独というのはゲーム分野としては
「ペンシルパズル」というジャンルになります。

老人には少し難しいように思われるため、介護者の中には敬遠している人もいるかもしれませんが、個人的にはすごくオススメのボケ防止アイテムですよ。迷路とかクロスワードとかね。

その他のボケ防止につながりそうな趣味

母方の祖父は、WW2時代に旧ソビエトで捕虜に会ってた人ですが、
僕が小学生の頃に他界してしまいました。特に無趣味?

父方の祖父母は未だに元気で、全然ボケそうにない二人です。
ということで二人の趣味を少し書いておきましょうか。

カラオケ

父方の祖母の趣味は近所の婆ちゃん集団でのカラオケ。
週1回か…月2回だったか忘れましたがカラオケが趣味です。
あと、普段から頭がよく回る婆ちゃんなのでボケる印象は無し。

ゲーム

爺ちゃんのほうはというと、大のゲーム好き。
特に好きなのは将棋と麻雀。

昔は同僚を自宅に招いて麻雀をし、婆ちゃんをよく困らせていたとか。ちなみに将棋のほうは段持ちで地元の大会でも優勝したことがあるらしいので、きっとボケることはないでしょう。

今はというと自分で初代PSを起動させて、
毎日のように麻雀と将棋を未だにやってます。

囲碁・将棋はおすすめ

僕は棋道(囲碁・将棋)を大学・大学院にて3年ほど研究。
そのうえ、自身でも囲碁をプレイし、段持ちですが。

これらボードゲームはボケ防止効果はほぼ100%あると断言できます。僕自身、かなりのゲームマニアで、数多くのゲームをプレイしてきましたが、囲碁ほど頭を使い、熱中したゲームはありませんね。

囲碁の団体戦会場などっていうのは、人間の思考から生まれる知恵熱だけでびっくりするくらい部屋が暑くなったりもします。それくらい頭を使うゲームですから囲碁をプレイする爺さんでボケそうな人は一人も見たことがありません。すごくオススメ。

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