ＳＭＡＰ解散を阻止すべくジャニーズ事務所と交渉に当る木村拓哉に勝算はあるのか

年明け早々のベッキーの不倫騒動ショックが収まらないうちに投下されたＳＭＡＰ解散！のニュース。今年は一体どうなってるんだ？！

よく言えば先が見えている、悪く言えば計算高い木村拓哉だけがジャニーズ事務所に残留を表明し、残る4人が苦楽を共にしてきたマネージャーのＩ氏とともに事務所を退社するということなので、SMAPの解散は不可避の状況です。

Ｉ氏は退社後に新事務所を立ち上げる計画でしたがそれに失敗してしまったため、中居正広以下4人は宙にういた形に。現在、残留する木村拓哉がSMAP解散を回避するため事務所側と交渉中とのことですが、去るものは追わない代わりに徹底的に制裁を加えるジャニーズ事務所相手に勝ち目があるでしょうか。

【巻き込まれたSMAP】

そもそも何でこうなってしまったのかと言えば、ジャニーズ事務所の副社長　メリー喜多川氏と娘の藤島ジュリー景子氏対Ｉ氏の対立がどうにもならないところまできてしまったことにあります。

Ｉ氏は売れないアイドルグループだったSMAPを国民的アイドルに育て上げたことで芸能界に大きな影響力を持つに至りました。しかしそれはメリー・ジュリー両氏にとってはうっとおしいことだったようで、確執は徐々に表面化。

昨年末の紅白の司会にSMAPを独断で推したことが決定打となって、Ｉ氏はメリー副社長から「ＳＭＡＰを連れて出て行ってもらう！」と言い渡されてしまい退社を決意します。

SMAPの5人は会社側に大きな不満があったわけではないので、社内のごたごたに巻き込まれる形になってしまったようです。

【木村拓哉が残留を表明したわけ】

SMAPの5人には、個別に今後どうするかの聞き取りを行なったとされます。木村拓哉以外の4人はＩ氏についてジャニーズ事務所を去ることを表明しましたが、最後の最後まで迷っていたらしい木村拓哉だけが事務所に残る選択をします。

これについて中居正広は「なぜついてこないのか分からない」と言っていたようですが、木村拓哉の考えとしては、「Ｉ氏に恩はあるけど、会社に恨みも何もないのに売れたから出て行くというのは筋が違う」ということで、これはこれで正論だと思う。

一部では嫁さんの工藤静香に「絶対やめちゃダメ！」と止められたという話も出てますが、これにしてもアイドル同士の結婚で報道が過熱するのを事務所が全力で守ってくれた恩があるからということでした。

【4人は絶賛後悔中？】

さて、木村拓哉がジャニーズ事務所に残ることでSMAPの解散が決定的になってしまったわけですが、Ｉ氏の新事務所立ち上げが頓挫したことで風向きが変わってきます。

Ｉ氏は水面下で協力者を集めてスタートの準備をしていたようですが、ジャニーズ事務所を敵に回すことにみんながビビって及び腰になってしまったようです。

確かにねー、「うちのタレントとは共演させません！」って言われちゃうといろいろ差し障りがあるわけで。

こうして新事務所で再スタートを切る予定だった4人は行き先を失ってしまい、後になってからジャニーズ事務所を出たら「SMAP」として活動することが出来ないことに気がついたようです。

4人は先行きがまったく見えないことに不安を募らせて元に戻りたいと思い始めているとか。そもそも、連れて出て行け！と言われたとはいえ、マネージャーが担当するタレントを連れて独立するのは芸能界のご法度。そう簡単にいくわけないことがなぜ分からなかったんだろう。

【木村拓哉の説得の切り札は？】

SMAPの解散を本気で望んでいるのは、実はメリー副社長だけと言われます。芸能界最強の女帝として君臨してきたメリー副社長は御年89と超高齢なのですが、とにかく好き嫌いが激しい。こいつ嫌い！と思ったら徹底的に叩き潰さないと気がすまない。

年に250億だか260億だか稼ぐSMAPですら、出て行くといった以上のこのこ戻ってくることは許しません！と、相変わらず怒りが収まらないようです。

残留を表明した木村拓哉がSMAP存続を賭けて交渉中とのことですが、切り札はあるのでしょうか。

唯一考えられるのは、メリー副社長から絶大な寵愛を受けている大先輩の近藤真彦に出てきてもらうことかも。木村拓哉は個人的に近藤真彦と親交があります。メリー副社長はかつて娘のジュリーが結婚するなら近藤真彦と！と公言していたくらいのお気に入りなのであります。

SMAPはいまや日本にとって特別な存在です。メンバーがアラフォーのおっさんで、個人で仕事することが多くなっていても、SMAPとしての存在感は何ものにもかえ難いです。

木村拓哉の解散回避交渉は果たして成功するのか。日本中が注目しています。